こんにちは、FPなおやんです。
みなさんは、iDeCo(イデコ)を活用していますか?

iDeCo(イデコ)って聞いたことあるけど内容がわからない。
将来の年金だけで生活できるのか不安…
老後資金をどうやって準備すればいいのかわからない
そんな人におすすめなのが、**iDeCo(イデコ)**です。
iDeCoは自分で老後資金を積み立てながら、大きな節税メリットが受けられるお得な制度です。
この記事でわかることは、iDeCoのしくみやメリット、注意点です。
初心者にもわかりやすく紹介していきます。
◆ iDeCo(イデコ)とは?

iDeCoとは、個人型確定拠出年金と呼ばれる年金制度です。
ざっくりいうと、自分でつくる年金です。
毎月、一定額を積み立てて投資(株式がや投資信託)を行い、60歳以降に年金または一時金として受け取ります。
公的年金(国民年金や厚生年金)を補う役割として、注目されています。
iDeCoの最大の魅力は「3つの節税効果」

iDeCoには、他の投資にはない3つの節税メリットがあります。
① 掛金が全額所得控除
毎月積み立てる金額は全額が所得控除になります。
たとえば年収500万円の会社員が、年間24万円をiDeCoで積み立てると、所得税+住民税で約4〜6万円の節税になることも!
年間の掛金:23,000円 × 12ヶ月 = 276,000円
→ この276,000円が所得控除される
→ 所得税率20%・住民税10%と仮定すると、
276,000円 × 30% = 約82,800円の節税
つまり、運用の利益が出なくても年間82,800円の節税が可能です。
② 運用益が非課税
通常、投資の利益には約20%の税金がかかります。
通常、利益の100万円に約20%の税金がかかるので手取りは約180万円となります。
一方、iDeCoの運用益は非課税なので、手取りは200万円になります。
③ 受け取り時にも控除あり
60歳以降に受け取るときにも、「退職所得控除」や「公的年金等控除」が使え、税金を抑えて受け取ることができます。
- 一時金で受け取る → 退職所得控除
- 年金形式で受け取る → 公的年金等控除
iDeCoの積立額と対象者

2022年から、基本的に20歳以上60歳未満のすべての人が加入できます。
積立上限額は、職業によって異なります。
区分 | 月額上限 | 年間上限 |
---|---|---|
自営業 | 68,000円 | 816,000円 |
会社員(企業年金なし) | 23,000円 | 276,000円 |
会社員(企業型DCあり) | 20,000円 | 240,000円 |
公務員 | 12,000円 | 144,000円 |
専業主婦(夫) | 23,000円 | 276,000円 |
上記はあくまでも上限ですので、自分の状況にあった範囲内で行いましょう。
月5,000円から始められます。
初心者におすすめの使い方

はじめてのiDeCoでは、以下のようなポイントを意識すると安心です。
- 最初は少額からでOK!毎月5,000円からコツコツ積立⇒ 少額からでも節税効果は大きい。
- 投資信託を中心に分散投資
⇒ 株式と債券のバランス型などが人気
証券会社によって商品ラインナップや手数料がことなります。
SBI証券・楽天証券などのネット証券が取り扱いが多くなっております。
iDeCoの注意点

メリットが多いiDeCoですが、以下の点には注意が必要です。
① 原則60歳まで引き出せない
途中でお金が必要になっても中途解約できません。
余裕資金で積み立てを行いましょう。
② 元本割れの可能性もある
株式などが下落した場合には、元本割れの可能性もあります。
預金タイプもありますが、管理手数料がかかりますのでおすすめしません。
利回りが期待できる株式や債券での投資をおすすめします。
リスクを理解したうえで始めましょう。
③ 手数料がかかる
加入・運用・受取時に一定の手数料が発生します(年間で2,000〜3,000円程度)。
iDeCoの始め方

- 証券会社や銀行などでiDeCo口座を申し込む
- 掛金額・運用商品を決めて積立スタート
- 毎月自動引き落としで積立される
申し込みには、マイナンバーや基礎年金番号が必要です。
手続き完了までは1〜2か月ほどかかるので、早めに準備しましょう。
まとめ:iDeCoは「未来の安心」をつくる制度

iDeCoは、「節税」「資産形成」「老後資金準備」を一度にできる心強い制度です。
特に、年収がある人ほど所得控除の恩恵が大きく、実質的な利回りが高いのが特徴。

老後の不安を少しでも減らすために、
まずは月5,000円から、自分の未来のための準備をはじめてみませんか?
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