こんにちは、FPなおやんです。

うちの生活費って多すぎる?
もっと節約すべき?
そんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
実際、生活費の“適正な目安”は、家族構成や年代、住んでいる地域によって大きく異なります。
今回は、世帯人数・年代別の平均生活費を紹介しながら見直すべき支出ポイントについて解説します。
1. 世帯別の生活費の目安(月額)

総務省の家計調査(2024年最新データ)をもとに一般的な生活費の平均(住居費含む)を紹介します。
世帯構成 | 月の生活費(平均) |
---|---|
単身世帯(20代〜30代) | 約16万~18万円 |
夫婦2人(30代~40代) | 約25万~28万円 |
夫婦+子1人 | 約30万~33万円 |
夫婦+子2人 | 約33万~37万円 |
高齢夫婦2人 | 約22万~24万円 |
※地域差・住宅ローンの有無などにより上下します。
2. 年代別の特徴と注意点

年代別の出費の特徴や見直すポイントを説明します。
◆ 20代~30代(単身・共働き世帯)
家賃・交際費・外食費が高くなりがちです。この時期に貯蓄を習慣化できるかがカギです。
- スマホやサブスクなどの固定費の見直し
- 交際費や外食費の見直し
◆ 30代~40代(子育て世帯)
教育費、保育料、住宅ローンなど支出が急増するため共働きでも「貯めどき」を逃しやすい時期です。
- 保険料(入りすぎ注意)
- 食費(まとめ買い・ふるさと納税活用)
- 固定費の一括見直し(通信・光熱費など)
◆ 50代~60代(子の独立〜老後準備期)
子ども関連費用が減少する時期であり老後資金の積立が重要になります。同時に医療費や住宅修繕費などの支出が増加してきます。
- 使っていないサービスの解約
- 退職後の年金収入で回る生活設計の準備
3. 無理なく見直すための3ステップ

無理なく支出を見直す3ステップを紹介します。
ステップ①:支出を「固定費」「変動費」に分ける
固定費とは定期的に定額でかかる出費です。(家賃、保険料、通信費など)
変動費とは生活スタイルによって費用が変動する支出です。(食費、交際費、日用品など)
ステップ②:1か月の支出を「見える化」
家計簿アプリやクレカの利用明細でチェックを行い1か月の支出を見える化しましょう。
ステップ③:優先順位を決める
支出の優先順位を決め、「生きた支出」か「なんとなくの出費」かを見極めましょう。
4. まとめ:生活費に“正解”はない。基準は「自分の目標」

生活費の目安はあくまで“平均値”であり「高い=悪」ではありません。
大切なのは、今の支出が将来の自分の目標に合っているかという視点です。

✓ 今の生活費で貯金ができているかな?
✓ 数年後のライフイベントに備えているかな?
✓ 予期せぬ出費への備えがあるかな?
これらに不安を感じる方は、まずは「固定費の見直し」から始めてみてください。
少しの工夫で、月1〜2万円の改善も十分可能です。
コメント