こんにちは、FPなおやんです。
2025年、高市早苗さんが日本の新しい首相に就任してから、日経平均株価が大きく上昇しています。
ニュースでも「株価がバブル以来の高値」といった見出しを目にすることが増えました。
では、なぜ高市首相が誕生したことで株価が上がっているのでしょうか。
政治や経済に詳しくない方にもわかるように、やさしく整理してみましょう。
株価は「期待」で動く
まず大事な前提として、株価は「今の経済の結果」だけでなく「これから良くなりそう」という期待でも動きます。
つまり、「今すぐ景気が良い」から上がるわけではなく、「この先もっと良くなりそう」と思った投資家が株を買うことで上がるのです。
今回もまさにそのパターンです。
高市首相に対して「経済を良くしてくれそう」という期待が高まり、それが株価の上昇につながっています。
高市政権の政策が「景気刺激」型
高市首相が掲げているのは、いわゆる「積極財政」と呼ばれる考え方です。
これは、景気を良くするために政府がお金を出し、公共事業や成長分野に投資するという政策スタンスです。
たとえば、
- 経済を動かすための補助金や減税
- 半導体などの成長産業への支援
- 防衛・エネルギー分野の投資拡大
といったものが挙げられます。
これまでの「財政を引き締める」「支出を減らす」という方針よりも、明らかに“攻め”の姿勢です。
この変化を受けて、投資家たちは「企業の売上や利益が伸びるかもしれない」と考え、株を買う動きを強めています。
「アベノミクス」の再来を期待する声
高市首相は、安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」に近い考え方を持っているとも言われています。
安倍政権の時も「金融緩和」「財政出動」「成長戦略」の3本の矢によって株価が大きく上昇しました。
その流れをくむ形で「サナエノミクス」という言葉も出てきています。
市場では、「再び株高の時代が来るかもしれない」という期待が広がっているのです。
為替の動きも追い風に
株価上昇の裏には、為替(円安)も大きく関係しています。
高市首相が掲げる「景気を刺激する政策」は、金利を上げにくくする方向に働きます。
金利が低いと、外国から見ると「円を持っていても利息が少ない」と感じるため、円が売られやすくなります。
その結果、円安(1ドル=150円台など)が進み、輸出企業に有利になります。
たとえば、トヨタやソニーのように海外での売上が多い企業は、円安になると円に換算した時の利益が増えます。
こうした「企業業績の上振れ期待」も、株価上昇につながっています。
外国人投資家の買いが集中している
日本の株式市場を動かしている大きな存在が、海外の投資家です。
日本株の売買の6割以上を外国人が占めており、彼らの動きが株価に強く影響します。
高市政権が誕生した直後、外国人投資家が日本株を一斉に買い始めました。
理由は「政策が成長志向でわかりやすい」「政治の混乱が少ない」「日本企業の利益が上がりそう」といった安心感です。
つまり、外国から見ても「今の日本は投資する価値がある」と判断されたということです。
株が上がっている業界は?
今回の株高では、特定の業界・テーマに資金が集まっています。
主な例としては、
- 半導体やAIなどのハイテク関連
- 防衛・エネルギー・インフラ関連
- 国内回帰(製造業の国内投資)を進める企業
などです。
これらはすべて高市政権の政策と関係が深く、政府の支援や補助金が期待される分野です。
「政策で後押しされる=業績が伸びるかも」という見方が、株価の上昇を後押ししています。
投資家心理が前向きに変化
政権交代によって、投資家の気持ちが明るくなったというのも大きな要因です。
特にここ数年は、円安や物価高で家計に厳しいニュースが続きました。
そんな中で、「景気を良くしてくれそう」「日本が変わりそう」という期待が広がることで、株式市場全体が活気づいたのです。
株価は「人の気持ち」でも動きます。
期待が高まるとお金が市場に流れ込み、結果的に株価が上がるという流れです。
ただし注意も必要
もちろん、株価が上がっているからといって、全てが順調というわけではありません。
いくつかのリスクも頭に入れておく必要があります。
- 政策が実際にどの程度実行されるかはまだ未知数
- 財政拡張が続くと国の借金が増えるリスク
- 海外の景気悪化や円高への反転で株価が下がる可能性
- 一部の銘柄に買いが集中しているため、バブル的な動きもあり得る
「期待で上がった株は、期待がしぼむと下がる」
この原則は昔も今も変わりません。
投資初心者が気をつけるポイント
今回の株高を受けて、「今から株を買っても大丈夫?」と考える人も多いでしょう。
大切なのは、勢いに乗るよりも「なぜ上がっているのか」を理解した上で判断することです。
もし投資を始めるなら、
- 分散投資(1社ではなく複数の企業に分ける)
- 長期的な目線(短期の値動きに一喜一憂しない)
- 積立やインデックス投資で安定的に運用
といった基本を守ることが大切です。
短期的な上げ下げよりも、「日本経済が長期的にどう変わっていくか」を見守る姿勢が、結果的に良いリターンにつながります。
まとめ
高市首相の就任で日経平均株価が上がっている理由をまとめると、次のようになります。
- 成長を重視した「積極財政」への期待
- アベノミクス的な政策で景気刺激を目指す
- 円安による企業業績の追い風
- 外国人投資家の日本株買い
- 投資家心理の改善と政策テーマ株の上昇
つまり、「日本経済が再び動き出すかもしれない」という前向きなムードが株価に反映されているのです。
もちろん、今後の政策の実行力や世界経済の動き次第で、相場は変化します。
期待で上がった分、実績がともなうかが今後の焦点です。
今回の株高をきっかけに、「政治が変わると経済も変わる」という関係を感じた方も多いと思います。
ニュースをただ聞くだけでなく、「なぜそうなるのか?」を少し深掘りすることで、投資も日常のニュースもより面白く見えるようになるはずです。



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